看護者はどう対応するのか
著者自身の体験に基づいてまとめた実践書。災害対応の原則から、健康被害とその対応、応急処置法など、具体的に解説。
著者 |
野中廣志
著
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ジャンル |
臨床看護
> 救急看護 > 災害看護
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出版年月日 |
2010/05/20 |
ISBN |
9784796522212 |
判型・ページ数 |
B5・144ページ |
定価 |
3,080円(税込) |
災害医療の基礎知識からその実際まで、著者自身の体験に基づいてまとめた実践書。
災害対応の原則から、災害時に起こりうる健康被害とその対応、応急処置法と看護の展開など、看護者が知っておくこと、できるようにしておくことを具体的に解説した。
はじめに
Ⅰ 災害対策の基本
A 災害対応の原則
災害の種類
災害サイクル
災害対応の原則
B 災害医療
災害拠点病院
災害発生時の病院の役割
病院機能の判断
災害対策本部の役割
C 災害発生時の病院の対応
災害発生時の対応
災害発生時の館内・病棟内案内
被災傷病者の受け入れ
病院の治療ルート(トリアージの流れ)
広域搬送
SCU
D 災害に備える対応
病院(病棟)で災害に備える必要物品
看護管理者が行う準備
看護職員の確保
シミュレーション訓練
アクションカード
地震時の減災・防災対策
停電への備え
防火・消火設備使用の注意
E 災害時の患者の避難・誘導
患者の区分と避難方法
治療器具が装着されている患者の避難
F 災害訓練
災害訓練の内容
ムラージュ:模擬患者の特殊メイク
Ⅱ 災害時の健康被害
A 循環系の障害
災害時に起きるショック
出血量の予測
血圧計がないときの血圧の予測
ショック体位
毛細血管再充血時間
脈拍による観察
エコノミークラス症候群
クラッシュシンドローム
B 呼吸系の障害
気道閉塞
呼吸困難
一酸化炭素中毒
過換気症候群
血気胸
C 熱傷・その他の障害
熱傷
脱水
意識障害
D PTSD
PTSDの診断
PTSDの症状
PTSDの治療
PTSDのスクリーニング
E 放射線障害・神経剤による障害
放射線障害
神経剤による障害
除染
Ⅲ 応急処置法と看護
A 止血
直接圧迫止血法
間接圧迫止血法
止血帯法
B 骨折
C 熱傷
D 腸管脱出
E 脊椎損傷
F 心肺蘇生法
気道確保・人工呼吸
胸骨圧迫
AED実施時の注意
回復体位
G 搬送
担架がない場合
火災の際に1人で患者を救助する方法
H 生活援助
災害時の食事
災害予防のための看護師の身だしなみ
清潔の保持
生活用水・下水道が使えないときの排泄介助
避難所でのプライバシー保持
看護学生の災害時対応
IV トリアージ
A トリアージとは
トリアージとは
トリアージの必要性
トリアージの種類
トリアージの際の留意点
B トリアージタッグ
トリアージタッグとは
トリアージタッグの使い方
トリアージされた人の搬送
トリアージを行う人の条件
トリアージタッグの記載法
C トリアージ演習問題
トリアージ(START法)演習問題
トリアージ(SORT法)演習問題
V DMAT
DMATとは
DMATの隊員資格
DMAT隊員の出動
VI 災害の基礎知識
A 地震
地震発生のメカニズム
マグニチュードと震度
震度の分類
建物の耐震性
耐震性の低い建物
大地震の発生予測
B 気象災害
異常気象
台風
暴風
竜巻
雪崩
土石流