医師である西村先生が、がん患者となった2年半で「伝えたかったこと」が淡々と綴られている、感動のエッセイ。
著者 |
西村元一
著
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ジャンル |
基礎看護
> 読み物 > 闘病記
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出版年月日 |
2017/07/28 |
ISBN |
9784796525084 |
判型・ページ数 |
4-6・200ページ |
定価 |
1,430円(税込) |
看護師、医師、医療者、がんとむきあうすべての人たちへのメッセージ。
医療者として、患者として、夫として父親として、そして社会活動家の一人として、さまざまな側面を持っておられた西村先生が、がん患者となった2年半で「伝えたかったこと」が淡々と綴られている。
生前かかわりのあった多くの方々の言葉からは、先生の真っ直ぐでひたむきな生き方をうかがい知ることができる。
第一章 元ちゃんが考えたこと
それは、ある日突然に
人生やっぱり「人生ゲーム」?
Bad news とGood news
手術、そしてICUへ
チーム医療~医療者と患者とのギャップ
「ヒトの力」でしか癒やせないもの
プラスαの人生に向けて
有害事象と引き替えに
死の受容? よりもやるべきこと
がん患者さんのために「場」を作ろう
自分の生活リズムを探して
もしかしたら自分だけは……違う?
医者の目線、患者の目線
予想外に長生き!
がんの「告知」――これまでと、これから
死、それは夢かマコトか
自分の役割、そして使命
病気と診断される前に……
副作用との闘いは続く患者はいろいろなことを考えている!
IT化で患者さんとのつながりが疎遠に…?
患者さんの心を開くには、雰囲気づくりが大切!
「予後」と「余命」、医療者と患者との言葉の隔たり
第二章 元ちゃんが遺してくれたもの
西村元一先生をお見送りして 真田弘美
忘れられない「自分ががんになったことには意味がある」 岡田晋吾
西村元一先生、お疲れさまでした 塚田邦夫
『元ちゃん効果』は永久に続く 紺家千津子
患者・家族支援の新しい形 岸本葉子
「これからも応援してくださいね!」 田村恵子
看護師の心の中に息づく素敵な贈り物 金沢赤十字病院看護師、冨澤ゆかり
『大好きな西村先生が教えてくれた、つながり、語り続ける意味』 永森克志
『僕は、在宅やったことないの。でも、僕の立場やからできること、あると思うんだよね』 狭間研至
「つなげた人たちが出会って起こす化学反応」を楽しまれていた先生 柴﨑美紀
【Total support for cancer patients】 宮﨑典子
未来からやってきたドラえもん 宇都宮宏子
頼りになる西村元一先生から学んだこと 須釜淳子
「誠実と謙虚」 長尾和宏
西村元一先生 片山寛次
「元ちゃんハウス」ができるまで 榊原千秋
私たちはマギーズに出会えてラッキーだった 秋山正子
第三章 元ちゃんが私たちに託したこと 渡辺千鶴