命を守り、暮らしを支える
「看護はこういうことができる」と看護者自らが言明することを主旨として書かれた1冊
著者 |
秋元典子
著
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ジャンル |
基礎看護
> 看護理論
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出版年月日 |
2024/02/28 |
ISBN |
9784796581073 |
判型・ページ数 |
A5・248ページ |
定価 |
2,640円(税込) |
本書は、社会に向かって「看護のことをわかってください」と訴えるのではなく、「看護はこういうことができるのです」と言明しています。それこそが看護職の責務であると著者は言います。「看護とは、自然が患者に働きかけるのに最も良い状態に患者を置くこと」というナイチンゲール看護論に始まり、看護師・看護教育者としての実体験から生まれたエピソードを盛り込んで、「看護とは何か」を明らかにしていきます。
※本書は発行元がライフサポート社から照林社へ変更しました。
ISBN9784904084236『看護の約束』2020年7月10日発行(初版第6刷)と同一の内容です。
第1章 現代の看護について
ナイチンゲール看護論の検証がもたらす看護の現在
ナイチンゲールの教え
「新鮮な空気」と「太陽の光」を整える
「清潔」と 「安全」を創り出す
「食」を支える
「皮膚」をケアする
「排泄」を支える
「生命力の消耗」を最小限にする
「観察」を行う
第2章 看護の専門性とは
医師や他の専門職と異なる看護のオリジナリティ
看護師と他の医療専門職との協働
医師や他の医療職からみた看護の専門性
「 日常生活行動の支援」がなぜ看護の専門性なのか
「診療の補助」がなぜ看護の専門性といえるか
人を“as a whole”として捉える
医療チームにおける看護の専門性
第3章 進化する看護のスキル
身体から入って心に到達する様々なスキル
患者さんの心に到達するケア
“身体から入って心に到達する”とは
「ケア」と「ケアリング」について
第4章 看護の約束
看護のアイデンティティについて
「約束」を守るためのアイデンティティ
看護とは何々であるという確信
看護のアイデンティティ確立に影響を及ぼすもの
専門性の追求と役割の拡大
看護の約束
看護のアイデンティティ