基準看護計画 第3版 臨床でよく出合う看護診断と潜在的合併症
臨床でよく出合う看護診断と潜在的合併症
臨床でよく使う37の看護診断に絞った基準看護計画を掲載。医学問題は、「潜在的合併症」に基づいて標準的な看護計画を策定。
本書を改訂増補した本が出ています。基準看護計画 第4版(2024年4月発売)はこちらから
第Ⅰ部 看護診断と基準看護計画
■1 健康知覚―健康管理パターン
・非効果的健康維持
基準看護計画〈非効果的健康維持〉
・非効果的健康管理(リスク)
基準看護計画〈非効果的健康管理(リスク):喉頭摘出/在宅酸素療法/
気管切開(人工呼吸器管理、人工呼吸器管理(小児))/気管支喘息/心筋梗塞/狭心症/心不全/
心疾患(小児)/高血圧症/脳血管障害/糖尿病/透析療法/腹膜透析/ストーマ/胃切術後/
抗がん薬治療/放射線療法/育児困難〉
・感染リスク状態
基準看護計画〈感染リスク状態/感染仲介リスク状態〉
・身体損傷リスク状態
基準看護計画〈身体損傷リスク状態:身体損傷/転倒(成人)/誤嚥/窒息/身体損傷/転倒(小児)〉
■2 栄養―代謝パターン
・栄養摂取消費バランス異常:必要量以下
基準看護計画〈必要量以下(成人)/必要量以下(小児)〉
・皮膚統合性障害リスク状態
基準看護計画〈皮膚統合性障害リスク状態(成人、小児)/褥瘡リスク状態/
ストーマ周囲の皮膚障害(コロストミー/ウロストミー)リスク状態〉
・口腔粘膜障害
基準看護計画〈口腔粘膜障害〉
・高体温/低体温
基準看護計画〈高体温/低体温(新生児・低出生体重児)〉
■3 排泄パターン
・便秘
基準看護計画〈便秘(成人、小児)〉
・下痢
基準看護計画〈下痢(成人、小児)〉
・排尿障害/尿失禁
基準看護計画〈尿失禁、排尿障害〉
■4 活動―運動パターン
・成長発達遅延
基準看護計画〈成長発達遅延:乳児期(~1歳まで)/幼児期(1~3歳)/幼児期(3~6歳)/
学童期/思春期〉
・活動耐性低下
基準看護計画〈活動耐性低下〉
・気分転換活動不足
基準看護計画〈気分転換活動不足〉
・身体可動性障害
基準看護計画〈身体可動性障害:急性期、回復期〉
・人工換気離脱困難反応
基準看護計画〈人工換気離脱困難反応〉
・非効果的気道浄化
基準看護計画〈非効果的気道浄化:成人、小児〉
・非効果的呼吸パターン
基準看護計画〈非効果的呼吸パターン〉
・セルフケア不足
基準看護計画〈セルフケア不足:摂食/入浴/更衣/排泄〉
■5 睡眠―休息パターン
・不 眠
基準看護計画〈不眠〉
■6 認知―知覚パターン
・安楽障害
基準看護計画〈安楽障害:急性疼痛、慢性疼痛、悪心・嘔吐〉
・意思決定葛藤
基準看護計画〈意思決定葛藤〉
・急性混乱リスク状態
基準看護計画〈急性混乱リスク状態〉
■7 自己知覚―自己概念パターン
・不安
基準看護計画〈不安、恐怖:成人、小児、家族〉
・自尊感情状況的低下
基準看護計画〈自尊感情状況的低下〉
・ボディイメージ混乱
基準看護計画〈ボディイメージ混乱〉
■8 役割―関係パターン
・言語的コミュニケーション障害
基準看護計画〈言語的コミュニケーション障害〉
・家族機能破綻
基準看護計画〈家族機能破綻〉
・悲嘆/予期悲嘆
基準看護計画〈予期悲嘆/悲嘆〉
・ペアレンティング障害
基準看護計画〈ペアレンティング障害〉
・親役割葛藤
基準看護計画〈親役割葛藤〉
・社会的孤立
基準看護計画〈社会的孤立:成人、小児〉
・社会的相互作用障害
基準看護計画〈社会的相互作用障害:成人、小児〉
■9 性―生殖パターン
・性的機能障害
基準看護計画〈性的機能障害〉
■10 コーピング―ストレス耐性パターン
・非効果的コーピング
基準看護計画〈非効果的コーピング:成人、小児〉
・移転ストレスシンドロームリスク状態
基準看護計画〈移転ストレスシンドロームリスク状態〉
■11 価値―信念パターン
・スピリチュアルペイン
基準看護計画〈スピリチュアルペイン〉
第Ⅱ部 潜在的合併症と基準看護計画
・呼吸機能障害
潜在的合併症:低酸素症、CO2ナルコーシス、低酸素症(睡眠時無呼吸)
・心臓/血管系機能障害
潜在的合併症:心不全・肺水腫/心拍出量減少/重症不整脈(律動異常)
・神経/感覚系機能障害
頭蓋内圧亢進/脳血管攣縮/消化管出血/感染
・消化器/肝臓/胆道系機能障害
肝機能障害、消化管出血、麻痺性イレウス
・腎機能障害
腎不全
・内分泌/代謝/免疫/造血器系機能障害
低血糖/高血糖/電解質異常/敗血症(MOFを含む)/出血傾向
・筋骨格系機能障害
循環障害/神経障害/静脈血栓塞栓症/関節脱臼
・生殖系機能障害
切迫早産
・手術の有害反応
術後出血/呼吸機能障害/循環機能障害/深部静脈血栓症(術直後~3日まで)/術後イレウス/感染/
縫合不全(術後3~4日以降)
・薬物/放射線療法の有害反応
抗がん薬使用によるアレルギー反応/肝・腎機能障害/消化器症状/皮膚組織障害/骨髄抑制/
粘膜障害(口内炎)/精神神経症状/脱毛/放射線治療による放射線宿酔/骨髄抑制/脳浮腫/
皮膚粘膜の炎症/消化器症状/放射線肺炎/副腎皮質ホルモン薬使用による感染/消化管潰瘍/糖尿病/
精神神経症状/骨粗鬆症
・検査(血管造影・内視鏡)の有害反応
血管造影検査による出血/血栓/ショック/
内視鏡検査(気管支鏡、上部・下部消化管内視鏡)によるショック
●付録:機能的健康パターンによるNANDA-I 看護診断の分類